医院からのお知らせ

こんにちは!IZUMI矯正歯科医院長の村上です。

本日は、目立たない矯正治療についてお話していきます。

歯列矯正と聞くと、一般的に思い浮かぶのは表側の装置で、治療しているのが人から見て分かってしまうことが気になりなかなか治療に踏み出せない患者様もいらっしゃるかと思います。

現在は多様な装置が誕生しており、目立たず人からバレずに治療を完了することも可能です!

そんな目立たない装置についてご説明していきます。

 

【目立たない装置って何がある?】

最近は表側装置も透明や、歯の色に似せた白い装置もあり従来のものよりも目立たなくはなっています。

しかし、やはり長時間一緒に過ごしたりすると装置が多少見えてしまい、矯正していることは分かってしまうかと思います。

より目立たない装置としては大きく分けて二種類あります。

 

①マウスピース矯正(アライナー矯正)

透明のマウスピースを装着することで歯を動かしていきます。

見えづらい装置ですが、よく見ると装着していることはバレてしまうことがあります。

 

②裏側矯正

歯の裏側に装置を接着し、歯を動かしていきます。

既製品からオーダーメイドまで様々な製品があります。

表側に小さい補助装置を接着することはありますが、基本的に装置が見えることはありません。

 

 

【それぞれの装置は誰でも適応できるの?メリットデメリットは?】

①マウスピース矯正

苦手な動きがあり、誰でも適応できるわけではないです。

抜歯をしなければいけない症例や、歯列全体を後ろ方向に下げるなど大きな動きが必要な方には向かない装置です。

軽度のガタツキを治す動きは得意なので、前歯の軽度ガタツキなどを治したい方には向いているかと思います。

種類も様々で、インビザラインやキレイライン、ディパールなどがあり製品によって可能な動きが変わってきます。

基本的に抜歯症例など臼歯の動きにも適応できるのはインビザラインまたはディパールになります。

ただ、“ほとんど全ての症例に適応できる”とは謳っておりますが実際完成度は低いですし完璧には治せないケースが多いです。

マウスピース矯正をしているクリニック側からしたら、契約してほしいので治せる、というと思います。

ですが実際ちゃんと治っているケースは少ないように思いますので、シュミレーションの7-8割程度まで治ったら良い方と思って頂いた方が良いです。

◎メリット◎

・着脱ができるため歯磨きがしやすい

・金属アレルギーにも適応できる

・透明のため見えづらく審美性が良い

・ゆっくり動くため痛みが少ない

・軽度の症例であれば矯正期間が短い

 

△デメリット△

・抜歯症例や歯を大きく動かす症例では完璧に治らない場合がある

・適応出来ない症例がある

・噛み合わせの完成度が低い

・一日20時間装着しないと歯が動かない

・着脱の手間がかかる

・臼歯を動かす場合矯正期間がかなり長くなる

 

②裏側矯正

裏側矯正は表側の装置とほぼ同等の完成度で歯並びを治せます。

ほぼ全ての症例に適応できますが、裏側装置の種類により適応出来ない方もいらっしゃいます。

種類は多数ありますが、当院ではインコグニトとブラーバを適応しております。

インコグニトはほぼ全ての症例に適応できますが、ブラーバは骨隆起(内側の骨の出っ張り)がある方や重度の叢生(ガタツキ)がある方には適応できません。

ブラーバは症例は選びますが、最短9ヶ月で治療が完了する最新の裏側矯正器具です。

価格も従来の装置より安価なため、適応症例の方にはお勧めの装置となります。

◎メリット◎

・表側に装置が付かないので審美性が高い

・抜歯症例や動きが大きい症例にも適応できる

・表側装置と比べて虫歯になりにくい

・矯正装置を装着したまま食事がとれるため、着脱などの面倒な手間がない

△デメリット△

・舌の違和感がある

・慣れるまで発音がしづらくなる

・装置がみえづらく歯磨きがしづらい

・価格が他の装置より高い(※インコグニトの場合)

・表側よりも矯正期間が半年ほど伸びる(※インコグニトの場合)

 

【まとめ】

近年は目立たない矯正装置がどんどん増えてきています。

ただ、お口の状態によって合う装置、合わない装置がありますので一度無料カウンセリングを受けて頂けますと、ご自身に合った装置をご紹介できるかと思います。

マウスピース、裏側ともに当院でもお取り扱いしておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。