医院からのお知らせ

こんにちは、IZUMI矯正歯科院長の村上です!

先週は名古屋女子中学校・高等学校でキャリアアップセミナーの講師をしてきました。

様々な職業の方が講師となり、希望するセミナーを受けるという授業だそうです。

今年初めて参加させて頂き、先週2回目だったんですが人前で話すのが久しぶりすぎて緊張しました…笑

今回は中学三年生とのことだったんですが、最近の子は本当に大人っぽいしキレイだなーと思いました。

若い子たちにパワーをもらって頑張ろうと思いました笑

 

私は歯科医師としてお話をさせて頂き、なんで歯医者になろうと思ったのか、歯医者になるためには、歯医者になってから開業までの経緯などをお話しました。

 

事前質問というのを頂いたのですが、その中の一つに“歯をキレイに保つためにした方が良いことは?”という質問があったので、今回はこの質問についてお話していこうかと思います。

 

持論もありますが、長期的にみて私がした方が良いと思うことをお話します。

 

①『毎日のセルフケア』

これが一番大事ですね。

何か特別なことをたまにするよりは、毎日自分でケアすることが一番大事です。

私は、歯ブラシ以外の補助器具を一日1回で良いので使用することをおすすめします。

歯ブラシだけでは歯の汚れは40%程度しか落ちません。

歯の間などブラシが届かない部分は歯冠ブラシやフロスを使って落としてあげる必要があります。

また歯よりも汚れが付きやすく、口臭の原因となるのが舌の汚れです。

私は寝る前や朝は舌ブラシを使うようにしています。

舌を掃除することでお口のネバつきや口臭も予防出来ます。

 

②『歯並びを整える』

これは年齢や歯の状態にもよるかもしれませんが、ガタツキがあったり前突している歯並びは虫歯・歯周病の原因になります。

重なっている部分には汚れが付着しやすく菌が繁殖しやすくなります。セルフケアで除去するのも限界があるので、どうしても虫歯や歯周病のリスクが高くなります。

また、前突している歯並びの方はお口が閉じづらく口呼吸になってしまったり口腔乾燥が起きてしまいます。

乾燥すると口腔内の細菌は濃縮しやすくなり、歯周病や口臭の原因となります。

歯並びを整えることでセルフケアで汚れが落としやすくなり、また口呼吸を防ぐことで虫歯や歯周病のリスクを軽減させることが出来ます。

矯正を始める年齢については何歳になってからでも遅くないです。

ただ、歯周病が進行して歯が揺れていたり、歯の根っこが膿んでいたりすると歯が抜けてしまうリスクがあるため全体の矯正が難しくなる場合があります。

そういった意味では、処置歯や歯周病の少ない若い頃の方が矯正は始めやすいですが、健康な状態であれば何歳になっても矯正治療を行うことは可能です。

 

③『早めに親知らずを抜く』

親知らずは18-29歳の間に根っこが完成します。

その過程で手前の歯を押してしまい、10代は歯並びが良かったのに大人になってから歯並びが悪くなった…という方を多く見かけます。

大人になってから歯並びが悪くなる原因の多くが親知らずです。

なので、学生の内に親知らずを抜いておくことをおすすめします。

親知らずが移植に使えるかも、再生医療で使えるかも…などと言われたという方がたまにいらっしゃいます。

実際移植の成功率は半分もありません。

半分以上が上手く生着しなかったりトラブルを引き起こします。

また、再生医療で使用するにはかなり高額な費用がかかりますし、出来る機関も限られています。

正直、使えるかも…と取っておいて実際に使っている人を見たことがありません。

どちらかといえば歯並びを悪くしたり、トラブルの元にしかならないので抜歯することをおすすめします。

 

④『定期的な歯科受診』

ご自身でのセルフケアが一番大事ですが、どうしても限界があります。

根っこに着いた汚れや器具が届かない部分の汚れについては歯科医院で取ってもらうしかありません。

健康な方で3-6ヵ月の間隔で定期クリーニングを行うことをおすすめします。

また、歯周病の状態が重度の方については月1回はクリーニングを受けられた方がが良いかと思います。

 

【まとめ】

歯をキレイに保つためにした方が良いことは?

①毎日のセルフケア

②歯並びを治す

③親知らずを早めに抜歯する

④定期的な歯科受診

私がおすすめするのはこの4つです。

あくまで私の持論なので、他にも良い方法がございましたらぜひ教えて頂きたいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。