医院からのお知らせ

こんにちは。IZUMI矯正歯科の村上です!

今日はよく質問される歯磨き粉についてお話していきます。

 

【そもそも歯磨き粉って必要?】

食べかすや歯に付着した汚れを落とすという目的で歯磨きを行う場合、正直歯磨き粉はなくても汚れは落とせると思います。

実際私は歯磨き粉が苦手で、普段は水と歯ブラシ、フロスや歯間ブラシの器具しか使用していません。

逆に歯磨き粉を使用すると、味や発泡作用で磨けた気になってしまい、磨き残しが多くなるというデータもあります。

ではなんで歯磨き粉を使うのでしょうか?

それは、食べかすや汚れを落とす以外の“効果”を期待して使用するためです。

 

【汚れを落とす以外の“効果”とは?】

歯磨き粉には汚れを落とす効果や発泡効果以外に、医薬成分や審美効果のある成分を含んでいるものがあります。

その含まれる成分により汚れを落とす以外の効果が得られます。

羅列しきれないほど効果はありますが、代表的な目的・効果に

・虫歯予防

・歯周病予防

・歯を白くしたい

などがあります。

これらの効果を得るためにはどんな成分が含まれていると良いのでしょうか?

 

【目的・効果別にみるべき成分表、おすすめ商品】

・虫歯予防

虫歯を予防するためには“フッ素”が含まれているものを選ぶと良いでしょう。

フッ素は歯に取り込まれることで歯を強化し、虫歯になりにくい歯にすることが出来ます。

フッ素が含まれている製品は多くありますが、濃度も大事です。

大人用であれば、1000ppm以上配合されているものが虫歯の予防効果が高くなります。

高濃度でお勧めが“チェックアップペースト”で1450ppmフッ素が配合されています。

また子供用の濃度が少し低い商品もあり、お子様の虫歯予防にも効果的です。

 

・歯周病予防

歯周病予防には、歯周病菌を殺菌する薬用成分が入っているものを選びます。

成分表では“CPC”“IPMP”などと記載されています。

この成分が入っているものは医薬部外品に分類され、歯周病予防効果が高い製品になります。

お勧めは、ホワイトエッセンスの“ブレステック”

これは“CPC”“IPMP”が高濃度に配合されていて、歯周病や口臭の予防にもなります。

また、抗炎症作用のある薬用成分も配合されており、歯周病予防だけでなく現在歯周病の症状がある人の症状緩和にも効果的です。

ステイン除去成分も配合されているので、歯周病・口臭予防と併せてコーヒーやタバコによる着色除去も期待出来ます。

 

・歯を白くしたい

歯を白くしたい場合、汚れを浮かせる“ポリリン酸”や“パリエチレングリコール”が配合されているものを選ぶと良いです。

また、歯の表面がつるつる滑らかになると着色・黄ばみが付着しづらくなるため細かい粒子成分が配合されているものを選ぶと良いでしょう。

成分としては、“炭酸カルシウム”や“サンゴパウダー”などが配合されているものが歯をつるつるにしてくれる成分となります。

お勧めは“ルシェロホワイト”

汚れを浮かせる成分や粒子成分(Lime粒子)が含まれていて、着色汚れを浮かせて除去し、表面をつるつるに仕上げることが出来ます。

また、最近改良されてフッ素も高濃度に配合されているため歯を白くしつつ虫歯の予防にもなります。

 

【まとめ】

歯磨き粉は、ご自分がどういった目的で使用するのかによって選んで頂くのが一番良いかと思います。

ですが成分表を見てもよく分からないのが現実…。

かかりつけ歯科さんで、“こういった目的で使いたい”と言うことを伝えいろいろお勧めして頂くのが良いかと思います!

当院でも歯磨き粉に販売を行っております!クリーニングでご受診の患者様には、お口の状態にあった歯磨き粉をご提案させて頂くことも出来ますので、お気軽にご相談ください!